《レーシック情報》レーシックで失明をしてしまう可能性ブログ:14/1/12
あれはおいらが小学3年生の秋、
窓を閉めて寝る季節のことだった…
ママは夕方9時から10時の間に自分の部屋にこもり、
「決して襖を開けてはいけない」と言った。
おいらはそれに従った。
だけど、それにしても、
一体、ママは何をしているのか?
なぜおいらは見てはいけないのか?
何か秘密でもあるの?…
そのうちだんだん妙な疑惑と不安がのしかかってきた。
もしかして、
ママは「鶴の恩返し」に出てくる鶴ではないか?
隠れて織物を織っているのではないか?
実は「雪女」で、襖を開けたら、
真っ白の風にくるまれ、消えていくのではないか?
おいらは、そんな化け物から生まれたのか?
怖いやん…めちゃ怖くて、泣きそうやん…
こんな秘密を持つなんて、
きっとママはおいらが嫌いなんだ、
実のむすめじゃないからだ。
おいらはなんてかわいそうなむすめだ。
…泣きたくなって、襖を開けてしまった。
すると、ママはなんと腹筋運動の真っ最中!
「こら、開けたらあかんて言うたやん」
もうすぐ運動会で、
ママは、競争に勝つために特訓中なのだった。
「あんたがおったら集中でけへんから、ひとりでやりたかったのに〜、
もうええわ。やめよっ!」
と、食卓に来てお茶を飲んだ。
そこで、べたべたとくっつく、
しけたしょうゆのあられを一つずつ5本の指先につけ、
指をなめずに食べた…
これ、ママとおいらのお気に入りの食べ方。
「いつものことやけど、こうして食べたら、おいしいなぁ〜」
と笑うママ。
で、おいらは5本の指を寄せて、
5つのおかきを同時に口に入れるという技を極め、
ママの絶賛と大笑いを得たのだった。
こんなことで絶賛してくれるのは実の父母以外あり得ない。
間違いなくおいらはママの子どもだ!
すごく嬉しくて、そして、涙がとてもしょっぱかった。