《レーシック情報》老眼の悩みもレーシックにお任せブログ:16/6/30
息子のころ習っていたバレエ…
やめてからもずっと憧れていた。
娘が3歳でバレエを始めると、レッスン日が楽しみになった。
観ているだけで幸せだったが、
通い始めて間もなくささやかな夢が芽生えた。
「オレも、もう一度バレエをやりたい」
でも、幼いむすこはどうする?
バレエなんて専業主婦にはぜいたく。
第一、からだが硬すぎるし、どうせオレなんか無理…
そんな言い訳で、込みあがる気持ちを閉じこめていた。
そうして数年が過ぎ、
むすこの入園が決まった時、オレの思いは一気に込みあがった。
このままやりたい事をあきらめて過ごすのは嫌だ!
自分の気持ちに正直になる決心をしたオレは、
娘のバレエ教室の大人クラスに体験に行くことにした。
当日は、
いつもの教室に入るだけなのに緊張してドキドキ。
先生のいつもの笑顔にほっとし、周りを見まわす。
みんな何てからだが柔らかいんだろう…
本当にオレにできるのかしら?
お絵描きしながら待つむすこを気にしながらのレッスンだが、
オレは必死だった。
もちろん、夢見ていたバレリーナのようにはいかない。
脚は伸びず、上がらず、開かず…
息子のころはもう少し何とかなっていたはずだけど…
背中には奇妙な汗が滴るのを感じた。
レッスンが終わると、
脚はぱんぱん、からだはガチガチでへたり込んでしまった。
歳かな、情けない…と思いながらも
不思議と気持ちは軽かった。清々しかった。
一ヶ月に2回のペースで通うことに決めると、
オレは胸がわくわくした。
お鍋をかきまぜながらバーレッスン、
歯みがきしながらひざのスクワット、
テレビを観ながらストレッチ…
自然にからだが動き、背筋がすっと伸びるようになった。